パソコンは、現代を生きる人にとって仕事でもプライベートでも手放せないものとなっています。パソコンにはデスクトップ、ノート、タブレットタイプとさまざまな種類があり、快適なデジタルライフを送るには、定期的にパソコンの買い替えが必要です。
定期的にパソコンの買い替えが必要な理由
パソコンの主な部品は大まかに分けると以下の5つのパーツで構成されています。
- 電源供給装置
- マザーボード
- 記憶装置
- メモリー(RAM)
- CPU
これら5つの経年劣化により次のような不具合が生じます。
電源供給装置やマザーボードの消耗
パソコンは通電した瞬間から各部品の消耗が始まりますので、パソコンを長年使っていると、動きよりも電源供給装置が原因で電源が入らなくなったり、パソコンの基盤であるマザーボードの劣化で相互に通信する回路に不具合が生じてきたりするものです。
もちろんその度に部品交換すれば使えるようになりますが、修理箇所と他の部品との調整が合わすため修理技術もより高度になり、余計に費用がかかります。
記憶装置の劣化
さらに長年の使用で記憶装置が劣化して、動きが遅く感じるようになります。動きが遅いと、時間も無駄に使ってしまうため作業効率も落ち、潜在的にイライラが募ってしまいます。
メモリー(RAM)・CPUの進化
一昔前のパソコンはメモリーにDDR-3という規格を使用していましたが、現在のパソコンに使用されているメモリーはDDR-3に比べると1.3倍の処理能力を誇るDDR-4へと進化しています。これは、メモリーの処理能力=パソコンの処理能力に直結します。
CPUの性能や種類も増え、現在ではInteCorei9とAMDのRIZENシリーズがしのぎを削っています。どちらのCPUを選ぶかは、使用する用途や予算にもよりますが、比較的安いパソコンを選ぶならAMD RAIZENシリーズを搭載したパソコンをおすすめします(昔はインテル製CPUが圧倒的に速かったのですが、現在はAMDの方が優れている分野が多数あります。)。
また、2019年現在発売されているパソコンは、インターネットへのアクセスも高速無線LAN企画に対応しており、重いファイルの送受信も容易になっていますし、ゲーミング性能もGPU(3D表示を処理するユニットのこと)の小型化と高速化により数年前のパソコンに比べると格段に性能が向上しています。
他にも、スマホと連携できる機能もあるので、パソコンとスマホの間で自由にファイル転送ができるようになったりととても便利な機能も増えてきて、ますます需要が増えているのです。
旧パソコンの処分方法や注意点
いつかは電化製品も劣化するもの。そうなったときに、気をつけたいのが古いパソコンの処分方法です。
パソコンは、一般ゴミとして処分できません。これは、資源有効促進法に基づきリサイクルが義務付けられていて、パソコン内部には、金や銀、コバルトなどのレアメタルが多数使用されているためです。
さらに、数多くの個人情報が情報が詰まっているパソコンをむやみに捨てると、その中の情報が抜き取られ情報漏えいがおこる原因につながります。慎重に処分方法を選ばなくてはいけません。
不要になったパソコンの処分
パソコンの処分には、不燃ごみとして出すことが出来るほか、リサイクルとして処分することができます。その場合、買取専門店などでパソコンを売るという手段もあり、いくらかで買取してもらえます。
パソコンの買取が可能な買取業者をいくつかあげるので調べてみましょう。
個人情報を完全消去する際の注意点
尚、パソコンを売却する際には、保存してある個人情報を完全消去しましょう。
消去方法はさまざまですが、初期化が一般的な方法となりますが、初期化だけでは完全にファイルを消せません。
これを防止するには、専用のソフトでデータを消すのが安心ですし、中には買取先でデータ消去まで行ってくれるところもあるので、そういったサービスを活用するのもいいでしょう。